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2014年05月14日

教職員が自信をもって言える強みはなんですか?

 本日は学校の強みについての話です。

強みをどう伝えるか


 私の経験上では、学校の強みを質問した時に出てくる回答は特に説得力があるというケースはそれほどありません。


 それはなぜか?


 それは「伝える術」を知らないからです。もちろん、本当は強みでもなんでもない「普通レベル」の場合もありますが(その場合は再検討をしてもらうしかありません)、伝え方が「そこそこ」でしかないために、私にはメリットに聞こえない場合が多いのです。


 ここで例を出しましょう。貴校は語学に力を入れているとします。さて、その事をどう説明するでしょうか?


・一週間の語学にあてる授業時間を出して説明する

・語学担当の先生の経歴を説明する

・在学生・卒業生のコメントを引用する

・世間一般で言われている事を紹介する

・語学を学ぶ設備を説明する

・語学を学ぶために必要なものを説明し、そこから導きだした独特なカリキュラムを説明する



 さて、貴校ならいかがでしょうか?ここではどれが正解、どれが不正解というのはありませんが、私が1分ほどで思いつくものを書いただけでも上記のような切り口があるわけです。もっと考えればもちろんまだまだいくらでも出てきます。


 ここで私がお伝えしたいのは、貴校の強みをどう伝えればより伝わるのか?を考えてほしいのです。実際に競合がどのように広告などで打ち出しているか?そしてそれらは伝わるかを考えてほしいのです。


 同じ事を言うにしましても、その説明の仕方、何をサンプルにするかで、話を聞いた側の印象は物凄く大きな幅で変わってきます。


 大事なのは本当に相手に「強みが強みとして伝わる事」です。それが達成できていない場合には、伝え方が悪いという事になります。一番悪いのは貴校では強みと思っているのに、相手にはさほどのメリットには聞こえない事です。

強みをどう伝えるか?



教職員が自信を持って言える強みはなんですか?


 さてここで本題です。本当に強みであると教職員が思っている点は何でしょうか?


 競合にも負けないレベルのものですので、何個もあるわけはありません。この質問を全ての教職員に投げかけて多く出てくるものがおそらくは強みなのだと思いますが、その点がきちんと広報媒体などに活かされているでしょうか?


 前述したように、「強みとして伝わる」レベルで活かされているかが重要です。


 どこにでも転がっている強みである「面倒見が良い」「就職に強い」「グローバルである」などはそのままで使うならばこれほど弱い言葉もありません。いや、あたりさわりがないと言っても良いでしょう。


 食品を売る時に「うまい!」と書くのと同じです。どれもうまいを前提に作っているわけで、どこもまずいと思って売っているわけはないのです。


 これらは私の中では定型文レベルでしかないのです。説得力をもって強みと言うにはどういう伝え方をすれば良いかをよく考えて下さい。


 広告のスペースには限りがあります。その限られた場所で何を優先して自校のメリットを伝えるかというのは、言うほど簡単ではありません。


 当然ながら、教職員が自信をもって強みと言える部分がなければ、私たちのような学校コンサルタントも力を発揮できません。言うまでもなく、どこを主軸としてブランディングをすれば良いかが決められないからです。


 また、自校では強みと思っていても、競合の中での立ち位置ではそうでもないというケースはよくあります。その場合には、どうすれば競合よりもメリットがあると打ち出せるかを考えて、実行していってください。


 強みの把握(同時に弱みも把握しておきましょう)、そして伝え方の再検討


 これらはとにかく重要です。






学生募集広報戦略
posted by SEMアドバイザー亀田泰史 at 15:04| ブランディング

2014年04月25日

ブランディングは圧倒的なものが必要

 本日はブランディングについての話です。やや誤解をした考え方の学校関係者がいるといけませんので・・・。


ブランディングは誇大広告ではない


 少子化になり学生数が目に見えて減少してきますと、何とかブランディングをもっときちんとして学校を知ってもらわないと!と意気込まれる方がいますが、その先にあるものが「誇大広告でしかない」学校もたまにあります。


 つまり、本来の姿を「都合よく何倍かにして見せかける」というようなものです。


 「いや、うちはそんな事はない!」という学校もあるでしょうが、ここでいくつかサンプルをあげてみます。


 例えば、「就職サポート万全!」と書いたとします。つまり「就職に強い学校」というブランディング狙いです。実際には今はそう言ってない学校を探す方が難しく、この言葉だけでブランディングが出来る事はありません。


 そもそも就職サポートの良さでブランディングをしたいなら、誰もが「そこまでやってくれるのか」というような具体的な情報を出さなくてはいけません。よもや、就職課の人数やカウンセラーが常時在中する程度で他校よりも良いサポートなどと自負してもいけません。


 「100%の就職率」で十分かもしれませんが、私であれば、「こういうサポートがあるから就職率100%」という事を打ち出します。施策と結果をあわせて示す事でリアル感が俄然変わってきます。


 私の運営する「学生募集広報戦略」にはブランディングに関するキーワードでのアクセスも多くあります。


 それだけ何とか「うちの学校は○○で有名」になりたいと思っているのかもしれません。


ブランディングをするなら学校を見つめなおすべき


 ブランディングをきちんとする場合には、自校の強みを真剣に見つめなおす必要があります。それにはいろいろな方法がありますが、学生に実際に聞いてみるのも良いでしょう。「うちの学校はどこがずばぬけて良いか?」というような質問でも良いでしょう。あくまで「ずば抜けて」で聞いてください。


 「全体で見てどこが良いと思うか?」レベルであれば、たいした答えにはたどり着けません。その質問の場合、相対的に良いものが分かるだけです。そんなものではブランディングできません。


 もし、ずば抜けて良いものがない場合には、どんな事でブランディングをしたいかを考えて下さい。在学中の良さなのか、卒業後の良さなのか、学生との接点の時期によって考えられるものはいろいろと出てくるでしょう。それを考えたら、何が必要か、どうなればそういうイメージを持ってもらえるかの具体的な案を出してください。


 そして、忘れてはいけない点が一つ。


 ブランディングするなら他校よりも圧倒的に「強い」ものである必要があります。そのため、他校の事もきちんと調べて下さい。その上でなければ当然ながら他校よりも強いとは言えないのです。


 最後にどう見せるかという事も重要なわけですが、単なるブランディングしたい言葉だけ先行しても意味はありませんし、読み手には響きません。


 そのキーワードと共に、それを裏付ける具体的なデータや情報を示す必要があります。ブランディングをしたいと思うなら、誰が読んでも納得できる情報がなくてはいけません。



 さて、質問です。


「貴校には何がありますか?」






学生募集広報戦略
posted by SEMアドバイザー亀田泰史 at 17:57| ブランディング