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2012年12月21日

ソーシャルメディアは続けるのが難しいのです

 学校広報関係者が何とかして活用したいと思っているソーシャルメディア。今回はそこにスポットを当ててみたいと思います。


悩む時間が長くありませんか?


 いろいろな学校関係者の声を聞くと、ソーシャルメディアに興味を持っている方が多いのが分かります。


 それもそのはず、広報予算が削られていくばかりで新たな有料媒体に手を出すどころか、今出稿中の媒体の再選定を行わなければならない状態だからです。そんな中、ソーシャルメディアであるTwitterやFacebookなど、無料で広報活動が出来る(というイメージ)わけですから興味を持たない方が問題であるとも言えるでしょう。


 しかし、私の実感ではTwitterなどを利用している学校というのは言うほど増えてないというものです。いや、本当は使った学校は増えているのだと思うのですが、きちんと考えて使い続けている学校が少ないというのが正しい表現かもしれません。


 そして、ここまでソーシャルメディアが浸透している今も、変わらず不毛な議論を続けている学校も多いようです。いつまで悩むのだろうと思うばかりです。


 その原因は「炎上が怖い」という理由からだと思います。悪いところばかりが目立って気になってしまい、どうしても一歩前へ進めないというわけです。

炎上が怖い?



難しいのは始める事ではなく続ける事


 さて、始める前から物凄く長い時間をかけて悩んでいる学校が今も多くあるようですが、正直申しまして悩むべきはそこではありません。


 「いかに続けるか」の方が圧倒的に難しい話なのです。時代の流行だからと言って始めるのはとても簡単な事です。アカウントなどは1分もかからずに作れますし、そうこう言っている間にいくらでもツイートできてしまいます。


 しかし、始める以上に難しいのは強い意識を持って続ける事なのです。これは簡単なようで結構な負担になります。私が知る限り、中途半端になっている学校、あるいはフォロワーが上手につかずにやめてしまった学校など複数あります。


 夢物語のような想像をしていた学校もあるようですが、中小規模で名前がそれほど通ってない学校に沢山のフォロワーが「理由なく」押し寄せることなどはないのです。そもそも、そういう学校に限って、宣伝だけというものもみかけます。


 自分がフォローする立場になれば、そんなものは読みたいと思いませんよね?そういう視点をまず持っていただきたいのです。やるからには、フォロワーに何らかの意味があるような情報を提供しなくてはいけません。


 個人であればどんなものでも構いませんが、学校などの場合、当然ながら求められる内容というのがあるわけです。


伝わるような内容を心がけてください


 学校の場合、学校案内やホームページでは分からない部分を知りたいがためにフォローするという方も多くなります。


 広報としては在学生や卒業生だけにフォローされるのではなく、入学を検討している方にも情報を届けたいはずです。その方々からどういう情報を求められているか、そして、どういう風に伝えれば伝わるか(届くか)を意識しなくてはいけません。


 場合によってはそれが動画になるかもしれませんし、画像かもしれません。あるいはテキストで伝えるものかもしれません。必要に応じて伝え方を考えなければいけません。



 ソーシャルメディアは怖いと感じている学校関係者も多いようですが、もし現在いろいろな意味で行き詰っているならば、使わない理由はないと思っています。もちろん使わないのも一つの選択肢ですが、既に取るべき施策が残っていないのであれば、悩むのではなく、活用する事を前提に方針を決めていき(ソーシャルメディアポリシーなど)、その上で続けるためにはどうすれば良いかを考えて下さい。


 そして、一番大事な点が、以前も書いていますが、「手の空いている人」にやらせるのではなく、「向いている方」に担当をしてもらって下さい。ここだけは間違えてはいけません。広報担当でも向いていない人は向いていないのです。






募集イベントチェックキャンペーン



学生募集広報戦略


posted by SEMアドバイザー亀田泰史 at 09:00| ソーシャルメディア戦略

2011年12月16日

ソーシャルメディアに希望を持ちすぎていませんか?

 本日は学校におけるソーシャルメディアの活用についてお話したいと思います。


ソーシャルメディアは次の広報展開に必須?


 今や、言うまでもなくソーシャルメディアはかなり多くの方が何らかの形で利用するようになりました。


 そんな中、学校広報においてソーシャルメディアの活用は必須でしょうか?


 おそらく、学生数が減少している現在、そして、広報予算が削られている今、ソーシャルメディアという、やり方によってはお金がかからないものに対する期待というのは大きいと思います。


 そして、少なくとも利用者が増えている現在、学校がソーシャルメディアを活用するというのは、広報戦略の考えとして決して間違えてはいません。しかし、期待の仕方はかなり間違えている学校が多いというのは事実です。


既にソーシャルメディアを利用している学校を考える


 学生募集セミナーなどでは、こういう事を疑問にされる方は多いものです。

「学校のソーシャルメディアの成功例を知りたい」



 というものですね。この疑問は当然と言えば当然だと思います。しかし、私から申しますと、失敗例を話した方が、より共感できるのでは?と思っています。


 なぜなら、そのような質問をする学校は、既に気持ちが失敗例に近い思考だと感じるからです。私が知る限り、本当の意味で大成功している学校というのはそんなには多くありません。ここで言う大成功というのは、ソーシャルメディアがあったおかげで、願書が物凄く増えたなどですね。


 実際にはそれだけで増えるという事はないのです(あくまで募集はトータルなものですので)。その逆にやる事で、減らしているかもと思う学校はあります。

ソーシャルメディアは万能ツールではない



失敗にありがちなのは、ホームページの延長として考えている学校


 さて、ここで失敗している学校がどんな所かというのを紹介します。


1.ホームページの更新情報しか流さない
→ホームページを見れば済む話ですね。

2.一切フォローせず、情報の発信のみに徹する
→著名大学などであれば分かりますが、中下位の学校であれば、ほとんど失敗に終わります。


 1と2に共通するのは、ニュースと同じ感覚で使っているという事です。Twitterを例にとるとしますと、このような情報だけのアカウントをフォローする理由がどこにあるのでしょうか?よっぽど、好きな方(つまり、入学意思が高い方)しか興味がないと思うのです。


 Twitterなどで学校がやるべき事は、通常の公式サイトでは見えないものを伝える事なのです。つまり、一方的に情報を発信し、誰ともコミュニケーションをしない、あるいは、「待ち」の姿勢を貫きとおすと言うのも、あまり良いとは思えません。


フォローしてなければ見てないわけではない


 ここが物凄く誤解されやすいポイントだと思っています。


 例えば、フォローされていないから読まれていないと考えるケース。これは、学校アカウントに限らず良くある事だと思います。


 これは完全に間違いだと思います。フォローするかどうかを、とりあえず発言内容を見て、役に立ちそうにないからフォローをしていない方も多いはずと言う事です。


 つまり、ツイートの内容は確認している可能性があるのです。その内容を見て、学校がどんな情報を発信してくれているのか、そして、学校の雰囲気などを知る判断材料にもしているわけです。


 フォロワーが2〜3しかいなくても、人は見ている可能性があるのです。


 ちなみに、それをよく理解していないために起こっている炎上などは数しれません。自分には読んでいるフォロワーがいないという事で何も考えずに、ツイートした内容で炎上というわけです。フォローしなくても、ツイート内容は誰にでも読むことが出来るのです(鍵アカウントは除きますが、それとて数少ないフォロワーがリツイートすれば、読まれる可能性はありますね)。



 まとめますと、ソーシャルメディアをそろそろやろうと思っている学校が多いのは、このブログや、学生募集広報戦略でのアクセスキーワードでも見て取れます。


 しかし、ソーシャルメディアは魔法のツールではありません。適当な考えで、やれば認知率が高まるかな?程度ならやらない方が良いと思っています。


 中途半端な考えのものが、それを読んだ方に良いイメージを与えるとは思えません。やるのであれば、どういうスタンスで(学校としての利用においての基本ルール構築)、情報を発信し、そしてコミュニケーションを取っていくか?などもきちんと考えた上で使うようにしましょう。


 学校で言えば(個人はその人のスタンスなので自己責任で済みますのでOKです)、「とりあえず・・・」ほど、意味のない、マイナスな使い方はないと思います。


 ホームページの情報発信の延長という考えで、現在行っているのであれば、今すぐに考えを改めるべきでしょう。






学生募集広報戦略






posted by SEMアドバイザー亀田泰史 at 09:00| ソーシャルメディア戦略