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2014年05月12日

ファインダー越しに見える写真ではNGに気づかない事もある

 広報の方はイベントなどで写真撮影を多数行っていると思います。本日はその撮影写真の話です。


ファインダー越しだと気づかないNG部分がある


 私たち広報は各種媒体に掲載する写真を複数ある中から選択して使うと思います。私自身、カメラは常に近くに置き、何かがあればすぐに撮っておくようにしていました。


 ここでどんな時に写真を撮るかについての話を先にしておきますと、一般的な広報の方ですと、イベントのある時だけ用意して写真撮影という事が多いと思います。しかし、実際には後から撮影しておけばよかったという事は多々あるはずです。


 そのため、私は自分の事務机には常に充電完了した状態でカメラを用意して、イベントと関係なく普段から写真をすぐに撮れるようにしていました。例えば、卒業生が遊びに来れば、先生とのショットなども撮りますし、卒業生が何かの作品を持ってきたと言えば、それを撮影します。ネタとしてすぐに書けそうなら、即日学校ホームページ上にアップしていました。

学校広報はいつでも写真を撮れるように



 話を戻します。


 ファインダー越しに風景を見て写真を撮ると、実はその中に、媒体では使いにくいものが映ってしまう事があります。例えば、真面目な写真なのに、後ろで変顔している学生がいたとか、関係なくピースしているとか、あるいは、あまり行儀の良い状態でない学生が映りこんだりなどです。


 さすがに広報媒体としてそれらを使うわけにはいきませんので(修正すれば良いというよりも、最初から使えるものを撮るのがベター)、ファインダー越しだけでなく、まずは自分の目で直接全体を見て、その上で撮影するようにする事をお勧めします。


学校案内などに使うなら特に注意を


 もし撮影する写真が学校案内など部数が多く、印刷した後の変更がききにくいものの場合にはより注意が必要です。


 例えば、ディズニーグッズが映ってないか?とか(これは学生相手ですと結構ある事です)、机の上にやたらとジュースのペットボトルが映ってないか?とか(学習環境として見た目がよくない)、横にかかっている鞄の中から漫画雑誌が飛び出ていないか?とかいろいろと注意点はあります。


 私自身はどの状態で撮るものにしましても、Web、印刷物いずれもで使えるようなものを目指して撮影をしていました。


 なお、個人のインタビュー記事などを作る場合には事前にこういう服で(色合い)という希望は伝えておいた方が良いでしょう。


 私の過去の経験としまして、夏の日の撮影でディズニーのTシャツを着て来校した学生がいまして、その時はさすがに焦りました。とりあえず、エプロンをして撮影(仕事がらその恰好でもOKだったため)になりましたが、大丈夫だろうとタカをくくってきちんと伝えていなかったのが失敗の原因です。


 また、服の色はなるべく「黒」を着てこないように伝えるのも必要です。学校案内などで使う場合、通常の発行は春ですし、そもそも見栄えとして暗い感じになってしまいますので明るい色を来てもらうのが必要です(通年で使えます)。もちろん意図的に黒を使う場合には話は別です。


 季節感があって良いケース、ダメなケースといろいろとありますので、そういう部分も考えて、被写体全体の確認を怠らないようにしましょう。





学生募集広報戦略
posted by SEMアドバイザー亀田泰史 at 12:57| 広報制作物

2014年01月09日

その電車広告は訴求力ありますか?

 今年の正月はいろいろな地域の電車広告を見る機会があったのですが、東京に限らず、説得力のない広告というのは多いものだと強く感じました。


限られたスペースで説得する必要がある


 電車内での広告というのは限られたスペースで学校の魅力を感じてらもう必要があります。学校名を覚えてもらうだけでも良いという学校もあると思いますし、それも間違いではありませんが、可能であれば、その広告を見て、学校のイベントに参加してもらえればそれに越した事はないわけです。


 しかし、残念ながら昔と変わらず抽象的なメッセージが多く、これでは「もし仮に良かったとしても通じない」と感じました。


 どの学校とは書けませんが、例えばこういうメッセージがある学校では書かれていました(特定を防ぐために少し変えています)。


「高い就職率」



 さて、このメッセージを見てどう思われたでしょうか?もう一つ。


「高い資格取得率」



 実はもう一つ書かれていたのですがそれは割愛します。同じレベルでしたので。


 このメッセージのどこがいけないのでしょうか?


説得するには具体的なものが必要


 前述のメッセージは、実際にはどこの学校でも使う言葉で決してこれだけを見て完全なる間違いとは言えません。というか、間違いではないのです。


 ただ、「よくない」のです。


 自分の学校の事ですと見えなくなりますので、全く違う業種にあてはめて書いてみます。


「地域の皆様に長らく愛されているので安心です。」



 どうでしょうか?これを読んで貴方は「なるほど!安心だ!」と思われるでしょうか?


 軽くは思うかもしれませんが、確実に「なるほど」とは思えないはずです。それは、上記のメッセージを裏付けるデータがないからです。例えば、50年間やってますというデータがあれば、「確かに」と思うわけです。


 高い就職率はそれこそ、どこの学校でも書きますし書けます。極端な話、高くなくても書くかもしれません。自校では50%でも高いと思えば、それは高いと書いても構わないわけです(モラルは別としますが・・・)。


 つまり、どういう事かと申しますと、数値という具体的なデータがないわけです。高いだけでは「ふーん、どこでも同じだね」で終わってしまいます。


 しかし、そのメッセージの横にでかでかと「99%」と書いていると、「本当に高いんだ」という説得材料になるわけです。


 さらに言えば、専門学校などの場合、こういうメッセージがあるとさらに意味を持ちます。


「専門分野への就職率が99%」



 こうなると、単に就職が出来るという話ではなく、希望の職種で働けるかもという期待まで感じさせます。


 もっと自信があれば注釈として


「*卒業予定者に対する割合です」



 と入れても良いでしょう。これはお分かりの通り、「就職希望者」に対する割合で出す学校が多いため差別化になるわけです(もちろん、嘘はいけません)。


 同じように「高い資格取得率」も数値がなければ、ただの「自校の体感によるメッセージ」でしかないのです。


 高いかどうかを決めるのは学校ではなく、読み手だと考えて下さい。80%では低い、90%でも低いという方もいるわけです。そのため、数値を出して判断してもらわないといけないのです。


 なお、「面倒見の良い学校」などもこれだけではダメ(弱い)です。これもどこでも書けますね。大事なのはどういう風に面倒見が良いかが分かる記述も一緒に書かないといけないという事なのです。


 見た目によさそうなメッセージであっても、実際にはそれほど相手に伝わらないケースは良くあるものです。それはたいてい、メッセージを裏付けるものがそこに存在しない場合が多いのです。


 限られた広告スペースです。そのスペース内で説得するのだと言う気持ちで、何を書くかをよく検討して下さい。


 どこの学校でも書ける内容なら、そんな広告は出すだけ予算の無駄でしかありません。





学生募集広報戦略


posted by SEMアドバイザー亀田泰史 at 17:28| 広報制作物