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2011年08月22日

その体験入学、本当に体験入学ですか?

 間もなく8月も終わりとなりますが、体験入学に多くの参加者は集まりましたでしょうか?


体験入学は授業と近いものですか?


 いきなりですが、質問です。貴校の体験入学の講義内容は実際の講義と近いレベルのものでしょうか?


 ここで言う「近い」と言うのは、満足度のレベルだとお考え下さい。完全に同じ授業を体験してもらうとなると、その方法は、実際の授業に参加してもらうしかありませんので、それは少し無理だという学校も多いでしょう。


 私自身はそういうものも実際には開催しておりました。夜間のコースで行ったのですが、昼間のコースとは違い、夜のコースは社会人を対象とするものが多く、実際に仕事帰りに参加してもらい、どれだけ疲労感を感じるかなども含めて体験してもらう方が良いと考えたからです。


 実際に夜間の本物の授業に参加してもらうにあたっては、在校生に理解してもらわなくてはいけないわけですが、常日頃から広報として学生とは会話をよくしていましたので、反対する方もでず、すんなり実施する事ができました。これは本当に在校生には感謝ですね。


 その結果、募集としても良い結果を残せたと思います。


イベント用ではあっても、入学後を感じられる授業を


 例えば学校に限りませんが、貴方がテレビのCMなどを見て、そのキャッチコピーや宣伝を信じて商品を購入したとします。しかし、言葉をとは裏腹に商品の内容が悪い場合(かけはなれている場合)、何らかの悪い口コミを第三者にする可能性があると思います。それがネットという電波に乗せないとしても、アナログな形で知り合いにクチコミする可能性はあるという事ですね。


 学校でも同じ事が言えます。あまりに「作られすぎた体験入学」は実際に入学した場合、その後のクレームにつながる場合があるので注意が必要です。


 わかりやすく言うなれば、「あの学校は体験入学と実際の授業のレベル差が激しい」などと言われるかもしれないという事です。


 とはいえ、イベントとして行う体験入学が普段の授業と100%同じという事はシチュエーションを考えても無理な話です。ですので、広報担当者は、イベント内容を検討する際には、現実とのギャップが大きく出ないレベルで実施する方が長い目で見て無難です。

現実とのギャップが大きいものは体験ではない



 私が働いていた学校はありがたい事に常日頃からとても良い授業の多い学校でしたので、広報としても自信を持って来校者に宣伝ができたのが良かったと思っています。


 正直、見て来た学校によっては、ここの広報は厳しいと思う所も何気に多いのです。つまり、商品(学校をトータルで見た場合)がお勧めできるレベルではないと思うものも多いと言う事です。


 現実にはどの学校のパンフレットを見ても、素晴らしいイメージキャッチコピーが並んでいますので、それを信じるとすれば、どの学校も最高に良い学校に見えてしまいます。しかし、そんな事はあり得ないのは、この記事を読まれている方の心の中にもあるかもしれません。


体験入学を理想に近づけるには普段の授業を改善するのが良い


 いろいろと書いて来ましたが、魅力的で楽しく、そして入学したくなる授業にするには、体験入学の内容以前に普段の授業から変えて行く必要がある学校もあると思います。


 例えば、大学などでは大教室などですと、授業中寝ている学生というのは珍しくありません。そういう事が起きないような授業に改善していくだけで、自ずと体験入学の質も上がって来ると思います。


 本日のテーマに戻りますと、本来の授業と満足度が大きく異なるものは、既に「体験入学」ではありません。ただの、「特別レッスン」でしかありません。そのレッスンを受けた方が、入学し、授業にがっかりしないような環境作りも学生募集には大きく影響をしてくるという事を忘れないで下さい。


 広報として何が悲しいかと言えば、苦労して入学して頂いた学生が、学校に満足せずに中退してしまう事です。学校経営を考えても、この流れはなるべく最小限に防ぎたいものです。






学生募集広報戦略


posted by SEMアドバイザー亀田泰史 at 09:00| 体験入学

2011年07月07日

体験入学の満足度が低い理由を考える

 どの学校でも体験入学をやっていると思いますが、満足度は高いでしょうか?


体験入学に期待しているものは授業だけではない!


 もしかすると、学校広報として勘違いされている方もいるかもしれませんので、それについて触れておきたいと思います。


 体験入学は貴校の「授業」がどんなものか知ってもらい、体験(体感)してもらい、満足してもらうためのものと考えていませんでしょうか?


 もし、そうだとしたら、それは半分間違えています。そして、半分は正解です。どんな授業か知りたいから、そしてどんな先生が教えてくれるのか?教え方はうまいか?興味を持てるか?という事を知りたい方が多い事は間違いありません。


 でも、それは表面的なもので、最終的に入学した学生を見てみると、他の理由も多く出てくると思います。


中小の大学・専門学校は学校名だけでは入学してくれない


 難関大学と言われている大学の場合には、ネーミングだけで入学を決める方も多いと思います。これは保護者の方も納得しやすい(学費を出すのに躊躇わない)事もありますし、本人も就職を考えると、有名な大学の方が就職に強いというイメージを持つ事もあるからです(実際にはそうとも言えないのは言うまでもありませんね)。


 他にも同じ事を学ぶなら、より有名な大学で学びたいと考えるのは自然な話ではあります。いわゆる偏差値教育がある限り、そのような理由で学校を選ぶのは普通です。


 しかし、このブログをご覧になられている学校広報関係者の場合、おそらく、そういう立場ではない方の方が圧倒的に多いはずです。


 学校名だけでは勝負できないからこそ、何らかの学生募集のヒントを得るために、検索して、そしてこのブログにたどり着いているのだと思います。


 参考までに書いておきますと、このブログを一回しか読まない方と、常に読み続けている方では、当然ながら意識の変化は全く違うと思っています。そういう意味では、私としてもなるべく続けて記事を書いていきたいと思っています。


体験入学で大事な視点は何か?


 本題に戻りましょう。体験入学は学校側が用意した授業を受けてもらうものですが、参加学生にとっては、同じくらい、一緒に参加している方というのは気になるものです。


 これは言うまでもなく、「もしかしたら同級生」、「もしかしたら同じクラス」になるかもしれないからです。学校生活を楽しむためには、授業の面白さだけではなく、友達との人間関係が大切な要素の一つである事は言うまでもありませんね。

同級生は気になるものです



 体験授業では、その他にも大事な要素(入学を意識させる)が沢山あります。


 実際にはそれらをどのように、感じてもらうかの工夫が大事なわけです。普通に決まった時間に集めて、授業をこなし、アンケートを書いてもらって、希望者には個別面談・・・と言う流れの所も多いと思いますが、その中で、同級生を意識させる事が出来ているか?というと、できていない学校が多いと思います。




 このブログでは、どうすれば良いか?という事までは書きません。それは、学校それぞれで見せ方が変わるからです。広報担当者のスキルも違えば、性格も違うわけで、ここで「こうやれば鉄板です!」とは書けません。


 学校の状態を見て、今の状態なら、どういう方法でやれば良いか?を考えるのが私の仕事でもあります。おそらく、私がやっていた事をここで書いても、完璧には真似できないだろうと思っています。自分でもよく、あそこまで細かい事をやっていた・・・と思うくらいですから。


 それと、急に劇薬のようなアドバイスをするのも個人的には好きではありません。こうやればうまくいくと思っても、それを強制しても、学校の方は素直にはやってくれないものです。得てして学校と言うところがそういう組織である事は私自身痛いほどよく分かっています。


 これ以上書きますと、このブログらしからぬ営業っぽくなりますので、書きませんが、少なくとも、それぞれの学校にあった、体験入学の見せ方というのがあります。それを見つける(はやいうちに)事が大事です。






学生募集広報戦略


posted by SEMアドバイザー亀田泰史 at 09:00| 体験入学