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2013年02月22日

マイナス部分の見せ方を変える

 貴校はマイナス部分をどのように扱っているでしょうか?


マイナス部分を考えてみる


 どの学校にもあまり触れられたくないマイナス部分(弱い部分)というものがあります。その部分が何とかなるものの場合、そもそも努力をすれば良いだけですので言い訳にはできません。例えば今現在の就職率が悪いなら、それを改善するためにどうするかを考えて実行に移すべきという事です(それを公開する事も大切です)。


 このような要素については改善できる余地があるため私自身はそれほどの心配をしていませんし、努力次第だと思っています。


 問題なのはどうにもならないマイナス要素です。言い換えると、マイナス要素と一般的に受け止められてしまう部分と書いた方が良いでしょう。


 例えば、交通の便が悪い、駅から遠い、キャンパスが狭い・・・などなどすぐにどうこうできるものではない部分です。実際問題、交通の便が悪いところはネガティブ要素として敬遠される可能性は否定できませんし、少なくとも学校側も「不利な面」だと思っている方が多いと思います。


マイナス要素は隠さない


 悪い例としては良い例だけを見せて悪い例をなるべく気付かせないようにする手法です。これは実際にはあまり良い考え方だとは私は思いません。


 そもそも隠しようがないものですので(誰でも交通の便が悪い事は気付きますので)、それをどう伝えるかを考えた方が良いのです。もちろん、伝え方を変えても「マイナス」だと考える方はいるでしょうが、少なくとも多くの方が同じ目線で「悪いもの」と思っている状況から、少しでも「プラスの面」を感じる人が増えるようにする必要があるという事です。


 こういう事は隠す(触れない)ようにすればするほど傷口が広がる場合があります。


 そのため、広報としては誰もが気付くマイナス要素はどのような見せ方をすれば、より好意的に感じてもらえるかを工夫しないといけないのです。


「遠いから入学生が増えない」



 と決め付けているのは実は学生ではなく、学校側かもしれないのです。そして、実際にこのケースは多いのです。もし学校の中身に自信があるのであれば、それだけを理由に学生が入らないのは勿体ないと言えます。


 実を言えば、私も学校広報現場にいた時には、自分があまり触れられたくない点について、学生自身がメリットだと思っていたという事は何度もありました。そういう時に気付かされる事も多いものです。


見せ方で世界は変わる


 例えばイベントに集まる人数が物凄く少ない学校を考えてみましょう。毎回10人にも満たない場合などです。


 悪く見れば、人気のない学校、大丈夫かな?と感じてしまう学校、不安な気持ちにさせる学校です。しかし、見方を変えればこうも言えます。


「本校は一人ひとりが納得の行く説明を心がけているので一回のイベント参加数を制限しています」



 などですね。まあ、これは一例ですし制限は実際に設けてないのかもしれませんが、上記の事を伝える事で「なるほど」と感じてくれる方は少なくともいるはずですし、理にかなっています。「人気がないので少ないのです」よりも数段良いでしょう(こんな事を言う方はいませんが^^)。

視点の提供



 言われてみれば参加者が多いイベントでは質問もろくに出来ず、引っ込みがちな学生であれば聞きたい事があっても質問できないわけです。これは大きな学校にありがちですね。そのため、少数だからこそのメリットを上手に伝えればという事になります(もちろん上記はサンプルなので貴校にあった文言を考えて下さい)。逆に大きい学校はこういうイメージがつきやすいので、誰でも質問できる環境を用意しているというのがアピールできると良いですね(まあ、最後に個別相談も受けています・・・程度の案内では弱いですが)。


 こういうものは面白いもので伝えなくても問題のない事ではありますが、伝える事で相手に異なった視点を与える事になります。そのため、学校サイドが考えてアクションを起こす事で違った興味を引き出せるという事にもなります。


 自分たちが思っている程、マイナスに見えるところは悪い事ばかりではありません。それを隠すのではなく、伝え方・見せ方を変えるだけで心理的に良い変化を相手に与えられる可能性があるという事も忘れないで下さい。





学生募集広報戦略


posted by 学生募集アドバイザー亀田泰史 at 09:00| ブランディング