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2013年01月25日

学校がやりたいイベントからの脱皮の時期

 間もなく新高校3年生向けのイベントの時期になってくると思いますが、どんなものを計画されていますでしょうか?


焼きなおしが常態化の学校イベント現場


 私自身学校広報の現場に長くいましたので、イベント内容を前年度から「大きく見直す」事が難しいのは理解しています。実際にイベントで講師を務める先生方にとっては新たなものを考える時間がないなど、広報側としても思い切って別のものの提案を出来ないケースというのは多いものです。特に力関係として広報の方が先生よりも弱いのが一般的ですので尚更かと思います。


 そうなると、広報が提案できても「昨年の焼き直し」レベルの改善となってしまう事はよくある事です。そもそも長らく募集をやっていると、それこそ、前年のイベントをベースに考えざるを得ない場合も多くあるでしょう。


 しかし、何年も前に考えたイベント内容(大学の試験などでも何年も前と同じ試験問題をずっと続けている先生などは普通におりますが・・・)が今の対象者層に理解してもらえる(楽しんでもらえる)とは思えないと考えなくてはいけません。


 時代が変われば生活や考え方も変わってくるのが普通なのです。


今こそ思い切ってイベントを見直す時期です


 広報担当としては先生からのクレームを受けたくないというのはあるかもしれませんが、冷静に見て学生の反応が良くない先生のイベント内容には提案をする時期だと思います。


 別に先生と全面的に言い争ってほしいというわけではありません。その先生の良い面を引き出してイベント内容を考えてもらうのが大切だと言う事です。広報が動かなければ先生からイベント内容の変更を言い出してくるという事はあまりありません(もちろんそうでない方もおりますが・・・)。


 広報はこれから入る対象者と最も身近に話をしている存在ですので、そこから学生のニーズを探り、イベント内容を提案するべきだと言う事です。先生にとっても新しいイベント内容の視点を知る機会になるため、必ずしも否定される事もないと思います。問題なのは、何の新しい情報も提示せずに、「変化を求める」事だと思います。


やりたいイベントから求められるイベントへ


 そして、本題です。正直申しましてやりたいイベントというのは学校によっては(特にマンパワーが少ない学校にとっては)、やりやすいイベントに他ならない事があります。


 つまり、先ほど言ったような昨年の焼き直しであれば打ち合わせも短くできますし、準備も手馴れていますから準備開始もはやめに出来るわけです。


 しかし、残念ながら「学生数を増やすための募集」という視点から考えれば、これが望ましい考え方でないのは言うまでもないでしょう。どちらかと言えば、そういうものを続けてきた事も学生数減少の原因であるわけです。


 そのため、今後は「やりたいイベント」よりも「求められるイベント」をより一層意識する必要があります。

求められるイベントを



 学生が入学を決める場合、進学情報誌や学校案内、HPの内容だけを読んで決めるわけではありません。もちろん学校から遠いところに住まれている方などはそれだけで決める場合もありますが、学校を見に来れる距離の方は(不景気時はこの割合が多くなります)学校のイベントを一度は見ようという方が多くいるわけです。


 そう考えますと、現在、学生数が減少している一因としてイベント内容があってもおかしくないわけです。


 何事も見直すべき時期というのはありますが、学校運営そのものがギリギリになってからでは、そもそものモチベーションも下がっているため良いタイミングとは言えません。


 まだまだやる気がある方が在職している間に思いきった変更をしてみると良いでしょう。変更の効果はやってみなくてはわかりませんが、募集に向けて学校全体の意識が変わる事も等しく大切なのです。新しい事をやる場合には気が引き締まるものです。その気持ちのまま学生に貴校の魅力を伝えてください。





学生募集広報戦略


posted by SEMアドバイザー亀田泰史 at 09:00| オープンキャンパス