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2012年10月05日

「カリキュラムは心配するな!」と言われたくないですか?

 今回はちょっと突っ込んだお話です。


カリキュラムは本当にお勧めできますか?


 おそらく学校広報担当者は講師陣からこのような言葉を欲しいと思った事があるはずです。


「カリキュラムは最高のものを用意しているから安心して学生を集めて欲しい!」



 これはどういう事かと言えば、広報担当者は少なからず働いている学校の授業がどんなものか知っているわけです。知っているがゆえに、カリキュラムに不安を感じているケースも少なからずあるという事です。もちろん、全てではなく一部です。


 学生との面談で「本校にお任せ下さい!」と言いたいけれども、実際の授業を頭に思い浮かべると、自然とはその言葉を出せない事があると言う事です。とはいえ、それをいかに説明するかというのが広報の腕の見せ所(悪い意味ではなく)でもあるわけです。


 同じ学校、同じ講義名でであったとしても、講師の質、教え方、授業の面白さは全く異なるものです。正直、広報から見ても、いわゆる「良いと思えない先生」(ストレートに申しますと、「先生に向いてない」)という方はいるものです。逆に言えば、100%自信を持って素晴らしい授業だと言える先生の数が多いほど学校広報は力を発揮できるわけです。


 学生募集がうまく行かない場合、実はその手法以前に、本心ではお勧めできないと学校広報が考えている可能性もあるという事を忘れてはいけません。


 もちろん、それはプロではないという考えの方もいるかもしれませんが、人の人生を左右する学校というものを考えれば、軽々しく悪いものを良いと言えないのも事実です。

自信を持ってよい授業をやっていると言えますか?



兼任広報は良い点がある


 私は兼任広報と言える立場にいくつかの学校でありました。これは広報担当をしつつ授業も担当しているという事です。


 私の場合には具体的にどういう授業をやっているというのを、広報の立場、そして講師の立場で話す事ができるという強みを持っていました。学校広報の方であれば、これがどれだけ話しやすいか分かると思います。


 とはいえ、兼任は大変ですし、いずれも完璧にこなすとなると、相当大変ですので、やっていた私自身お勧めはしていません。専属でできるなら広報専属にした方が良いと思います。


 そのため、学校広報担当者は可能な限り実際の授業を見学できるチャンスがあれば見学し、生の授業を体感して、それを学校見学などにいらした方に伝えなくてはいけません。


 場合によっては、広報自身が学校案内に書いている事そのまましか伝えられないケースも多くありますが(マンモス大学の場合は特に)、授業を見ておくという事はとても大切な事ですので、担当講師に相談の上、講義に参加させてもらい、なるべくリアルな情報を伝えるようにしましょう。


授業のレベルアップシステムの存在が大切


 このブログでも何度か書いていますが、最終的にはカリキュラムそのものは広報が手を出せる場所ではありませんので、学校として授業の質を上げるシステムを作るしかないと感じています。


 それが授業アンケートなのか、あるいは講師同士で授業を見学しあい意見を出すものなのかは学校によりますが、少なくとも学生が参加する意味のある授業にしていかなくてはいけません。


 そういうシステムがきちんとある所は学生の満足度があがりますので、必然的に口コミも良いものが流れます。結果として良い学生が集まるようになってきます(もちろん、こんなに単純ではありませんが)。


 よく「質の良い学生を集めて欲しい」というニーズが講師陣から学校広報の現場に伝えられるわけですが、現実には授業がよくなっていき、それが噂となっていけば良い学生は自然と集まってきます。


 授業満足度をあげる努力を何もしていないのに、良い学生が集まるなどという虫の良い話はありません。名前だけで受験生がわんさか来るような有名校であれば別ですが、今まさに学生募集に苦労している学校であれば尚更です。


 授業が良いだけで学生が集まるわけではありませんが、確実に言えるのは、


「授業が悪ければ学生は集まらない」



 という事です。その事は忘れないで下さい。






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posted by SEMアドバイザー亀田泰史 at 09:00| 教職員指導