春のオープンキャンパス動員は如何だったでしょうか?
今回は昨今学生募集が厳しい大学への提言です。
貴学入学生の進路決定行動を考えてみる
1.進学情報誌を熱心に読んで資料請求をした
2.ホームページを検索し大学情報を探した
3.会場ガイダンスに足を運び大学の話を聞いた
4.予備校に通い受験対策を学んだ
残念ながら貴学の多くの入学生は上記に当てはまらないかと思います。昨今、イメージ戦略も一過性です・・・
では、何故貴学に辿りついたのか?
そこには「高校」がポイントになっているはずです。
高校進路教諭から、こんな話を聞いたことがありませんか?
「今まで進路指導室に寄りつかなかった生徒が、突然来て、どこか良い大学ありますか?」と。
進学校を含め、このような生徒は毎年各校に必ず存在し、先生への依存度が高くなります。従って、この時点で貴学は高校進路教諭の「記憶にある大学」でなければなりません。もちろん、進路指導室の資料コーナーに設置依頼する「ポスター」「オープンキャンパスのチラシ」なども、関心の薄い生徒の目に留まるものが求められます。
高校に対する「発信力の強さ」によって、オープンキャンパス動員・出願につながることは、私の数々の経験からも明らかです。
高校とのコミュニケーションを大切に
学生募集が厳しい大学にとって高校訪問は広報戦略の中でも重要な位置付けです。

ましてや商品力(学部学科の魅力)がなく、保守的で改革の鈍い大学にとっては、最後の砦とも言うべき戦略です。
但し、安易に準備もなく訪問すれば逆効果になることは言うまでもありません。
高校進路教諭名言「同じおみやげ(大学案内)はいらない」
例えば、毎回同じ大学案内を持参するのではなく、高校の先生方の役に立つ情報を持参して頂きたいと思います。私は以前から当方勉強会で、高校の先生方のニーズから「高校教員用サブパンフレット」(先生方が知りたい内容だけを網羅)の持参を呼び掛けています。
また、この時期異動によって、新任の方が訪問されることがあると思いますが、以前から貴学に対して好意的な高校にも関わらず、何の引き継ぎもされていない場合、一瞬にして信頼を失うことがあります。この点は専門学校に比べ、大学の引き継ぎの悪さは毎年高校進路教諭から指摘されています。くれぐれもご注意ください。
高校から貴学へ導く流れをしっかり構築して、着実ではありますが、定員を埋める努力をして頂きたいと思います。
高校訪問に関して何かございましたら、スクールプランナー 高倉聡オフィスまで遠慮なくご相談ください。
<文責:スクールプランナー 高倉聡>
【高校訪問の最新記事】