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2012年02月03日

モノに頼ったブランディングは長続きしない

 電子書籍などの話題から、学校教科書もデジタルに移行していくことは、少なくとも否定できない現実になってきました。そして、モノに頼った広報をする学校も増えてくると思います。


なぜ、「モノ」でブランディングしますか?


 さて、こういう電子書籍ネタが出てきたり、新しいハードが発売されると、われ先にそれを取り入れて宣伝活動に使おうとする学校が出てきます。これは一つの戦略ですし、話題性をとるという意味では正解ですが、残念ながら、そういう施策は次年度にも繋がるものとは言いがたいものです。


 言うまでもなく、次の年には追従した学校が多く出ているため、既に「物珍しい事」でも何でもないからです。


 また、良く考えれば分かると思いますが、こういうハードに頼った戦略は、根本的な学校の本質とは異なるものであるため、本当の意味でのブランディングにはつながりません(新し物好きの学校というブランディングは出来るかもしれませんが・・・)。


 つまり、一時的な宣伝のツールとはなるかもしれませんが、学校そのものの魅力を多分に、そして永続的に担保してくれるものではありません。

モノでのブランディングは一時的



今こそ考えるべき学校の魅力


 少子化が来る前は、ほとんど何もしないでも、学生が集まってきました。それこそ、専門学校でも、中下位校でも、入試で落とす事が出来るくらいの余裕があったでしょう。


 そういう時代はそれほどの差別化をしてなくても、学生が集まって来ていた事もあり、自校の魅力をあげるための努力が、今に比べると弱かったと思っています。何もやらないでもある程度の学生が集まるのであれば、それは理解できない事ではありません。


 しかし、今の時代のように、定員を埋めることさえもかなり大きなハードルになってしまった学校が多い時代、そのような意識では、学生減少を眺めている内に学校経営が立ち行かなくなってしまいます。


 今こそ、自分の学校の魅力は何か?を再認識する時だと思います。もちろん、今さらな話ではありますが、今さらでも、これができていない学校は多いものです。


完全に同じ条件の競合は存在しない


 どの学校にも競合が存在するものですが(一部の特殊な学校は除く)、現実には、立地が違い、講師も違い・・・と考えていけば、完全に同じ条件の学校は存在しません。


 そこがヒントになります。自校の魅力を考える場合、他校よりも自校に入るべき理由は何だろう?という事をきちんと考えてみると良いと思います。


 そして、それを明確に認識した上で、それが学生にとって、良い提案であるかを考えて下さい。それが間違いなく、良い提案であれば、後は見せ方を考えるだけです。


 学校の規模や広告費、その他で競合に差をつけられているとしても気にする事はありません。誰もが大きな所に行きたいわけではなく、それぞれの学生にとっての、はずせない条件にマッチしているかが大事なのです。


 さて、最後に元に戻りますが、有名なモノや話題にあがったモノに便乗するのが悪いとは言いませんし、それも一つの方法として使われるのは構いません。


 しかし、大事なのは、そういうモノ以外に「学校が自信を持って提供できるものを持っている」という点だと言う事を忘れないようにしましょう。





学生募集広報戦略



 
posted by SEMアドバイザー亀田泰史 at 09:00| ブランディング