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2011年06月08日

学校広報戦略は総力戦である

 学校広報は広報担当だけが頑張るものではありません。


広報担当の意識が高いだけでは意味はない


 教育関係の場合、どうしても学生募集業務は広報担当に任せっきりという所も見受けられます。そして、資料請求が少ないのも入学者が少ないのも全て広報担当の責任と思われてしまう場合もあります。


 私も経験がありますが、いわゆる責任のなすりつけあいのようなケースも出てくるものです。責任の所在を明確にするというのは大切ですが、後述するように、学生募集の結果は全員の細かい対応が密接に関係してきます。


 ここで考えないといけないのは、学校に関しては誰の責任という事はなく、全ての方の対応が重要だという事なのです。もちろん、これは教育関係に限った事ではなく、全ての業種に言えることですが、長い時間をかけて対象者の意識を学校に向けるという意味では、その度合いはやや異なるレベルのものです。


 極端な話をいえば、、4月に見学に来た方を次の年の3月末まで「好き」でいてもらう必要があるのです。願書提出までと思っている学校関係者がいるとしたら、考えを改めるべきでしょう。入学者手続きをしても、入学式までは入学辞退という可能性を否定できなからです。


たった一度のイメージダウンでそれまでの努力が水の泡に


 学校と入学対象者との接点はそれは多くあるものです。資料請求時の電話での応対から始まり、来校時の受付の対応、事務室の中にいる人の態度、体験入学での先生の講義内容、参加している在学生の状況…と、ある意味それら全てに満足をして頂かないといけないわけです。

すべての細かい対応がチェックされる



 さらに言えば、一緒に参加している他の入学対象者も入学を決める際の大きな検討材料になります。これはいうまでもなく、同級生になる方に気のあいそうな方がいなければ、入学したいと思わないからです。


 それを考えますと、自校で何とかなるものと、そうでないものが存在する珍しい業態とも言えます。


 また、体験入学などはリピートして参加する方も多くおりますので(特に私はファン化戦略を得意としていますので、物凄い数のリピーターを作ります)、そのうちの一回でも気に入らないものがあると、いわゆるリアルに離脱してしまう事になります。ホームページで言えば、まさにそこが離脱ページとなるわけです。


全員が広報担当の気持ちで長い募集期間を乗り切る


 前述のように、入学対象者は気に入ってくれているとしても、たった一つの「気になる事」で入学意思を弱めてしまう事はざらにあるわけです。


 特に経験上、大学ではまだ旧態依然とした募集の考えを持っている方も多く、この少子化を考えると、そのような意識のままでは厳しいと思う事もしばしばです。


 募集は全員で本気にならないと、どこかで大きな失敗をするはめになる事もあります。一人の教職員のわがままを通しても何とかなる時代ではありません。


 誰もが募集の要であるという意識を持つ事が必要なのです。


 なお、ここで書いている事はおそらく一般企業では当たり前と思う事でしょうが、学校に勤めている方であれば、これがどれほど難しい要求であるかが実感として分かると思います。






学生募集広報戦略


posted by 学生募集アドバイザー亀田泰史 at 09:00| 学校広報戦略