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2014年05月30日

来校させるイベントのフォームで余計な事は聞くな!

 今回はちょっときつい書き方のタイトルですが、それくらい強くお伝えしたい点です。


その自己満足なフォームを見直しませんか?


 教育関係以外も含め、多くのWebサイトでは何らかのフォームを用意しています。教育関係で言えばよくあるものとして

・資料請求フォーム

・イベント申し込みフォーム



 かと思います。


 私は仕事柄多くの学校のフォームを拝見していますが、多くの学校でコンバージョン率を下げるための質問項目を無駄に入れているのを見かけます。


 おそらく多くの担当者が「それは入れておきたい」と思うものとしまして、「住所」などがあります。資料請求フォームでは当然ながら必要ですが、イベント申し込みではどうでしょうか?


 確認ハガキを送っている学校などでは「うちは必要だ!」と言われるかもしれませんね。でも、少し待ってほしいのです。


 目的は何でしょうか?住所データをもらう事ですか?それとも学校に来てもらう事ですか?


 言うまでもなく住所データ以上に学校のイベントに来てもらう方が主目的でしょう。そう考えた場合にイベント申し込みフォームに住所欄が必要かと言えば必ずしも必要ではないのです。来ない方は住所を書いても来ませんし、そもそも本当の住所を書くかも分かりません。


 しかし、これらの極めて個人的な情報を書かせるとなると、その段階で「参加しない」と決めてしまう方が少なくともいる事を忘れないでほしいのです。これはまさに本末転倒な話なわけですが、住所を知りたいがために、大事なイベント参加を見送られてしまうという結果になってしまうわけです。

見ただけで嫌になるフォームにしない



極めて個人的な情報とは何か?


 個人的な情報は何か?と言えば、人によって感じ方は様々ですが、少なくとも見ず知らずの人にあまり教えたくないものはすべてそうだと言っても良いでしょう。


 今回の例で言えば、申し込む側としては住所を教えなくてもイベント参加は本来は可能なわけです。資料請求は住所がなくては送れませんから、この場合には仕方ないわけですが、イベントでは必ずしも学校に教える必要がそもそもありません。


 ・・・と、このような事を書きますと、「入学意思が少しでもあれば住所は書くはず」などと呑気な事を言われる方もいるかもしれませんが、それは甘い憶測です。その欄があるのとないのとで、どちらが申し込みを増やすかと言えば、ない場合であるのは確実です。


 つまり、必ずしも必要ではない事はフォームでは聞かない方が良いという事なのです。


アンケートは論外


 よくあるものとしてアンケート項目があるフォームも見かけます。その中で最も無意味なものが、「当校を何でお知りになりましたか?」などの質問。これはもう無駄でしかありません。


 私が想像できる範囲でも、この回答を受けて何かの参考にする方はほとんどいないでしょう。そもそも、イベントに参加した時に書いてもらうアンケートで書いてもらえば、その人を理解した上でアンケートが読めますので、参考の度合いはかなり異なります。


 つまり、イベントに出てもらえれば聞けることを、わざわざ「入力項目が多いフォーム」に見せてまで盛り込むのは間違いなのです。


 それはもちろん、書いてもらえば何かの参考にはなるでしょう。しかし、そこで質問する必要性はそもそもないですし、そこで躊躇するようなものを入れるべきではないのです。


 フォームはそれぞれ何らかの目的を持っています。その目的を達成してもらう上で、少しでも邪魔なものは必要でない限り入れるべきではありません。記入項目はなるべく少なくする方が結果として良いものとなります。


 *なお、申し込み後のサンクスページなどでのアンケートは構いません。






学生募集広報戦略

posted by SEMアドバイザー亀田泰史 at 11:38| Web戦略

2014年05月14日

教職員が自信をもって言える強みはなんですか?

 本日は学校の強みについての話です。

強みをどう伝えるか


 私の経験上では、学校の強みを質問した時に出てくる回答は特に説得力があるというケースはそれほどありません。


 それはなぜか?


 それは「伝える術」を知らないからです。もちろん、本当は強みでもなんでもない「普通レベル」の場合もありますが(その場合は再検討をしてもらうしかありません)、伝え方が「そこそこ」でしかないために、私にはメリットに聞こえない場合が多いのです。


 ここで例を出しましょう。貴校は語学に力を入れているとします。さて、その事をどう説明するでしょうか?


・一週間の語学にあてる授業時間を出して説明する

・語学担当の先生の経歴を説明する

・在学生・卒業生のコメントを引用する

・世間一般で言われている事を紹介する

・語学を学ぶ設備を説明する

・語学を学ぶために必要なものを説明し、そこから導きだした独特なカリキュラムを説明する



 さて、貴校ならいかがでしょうか?ここではどれが正解、どれが不正解というのはありませんが、私が1分ほどで思いつくものを書いただけでも上記のような切り口があるわけです。もっと考えればもちろんまだまだいくらでも出てきます。


 ここで私がお伝えしたいのは、貴校の強みをどう伝えればより伝わるのか?を考えてほしいのです。実際に競合がどのように広告などで打ち出しているか?そしてそれらは伝わるかを考えてほしいのです。


 同じ事を言うにしましても、その説明の仕方、何をサンプルにするかで、話を聞いた側の印象は物凄く大きな幅で変わってきます。


 大事なのは本当に相手に「強みが強みとして伝わる事」です。それが達成できていない場合には、伝え方が悪いという事になります。一番悪いのは貴校では強みと思っているのに、相手にはさほどのメリットには聞こえない事です。

強みをどう伝えるか?



教職員が自信を持って言える強みはなんですか?


 さてここで本題です。本当に強みであると教職員が思っている点は何でしょうか?


 競合にも負けないレベルのものですので、何個もあるわけはありません。この質問を全ての教職員に投げかけて多く出てくるものがおそらくは強みなのだと思いますが、その点がきちんと広報媒体などに活かされているでしょうか?


 前述したように、「強みとして伝わる」レベルで活かされているかが重要です。


 どこにでも転がっている強みである「面倒見が良い」「就職に強い」「グローバルである」などはそのままで使うならばこれほど弱い言葉もありません。いや、あたりさわりがないと言っても良いでしょう。


 食品を売る時に「うまい!」と書くのと同じです。どれもうまいを前提に作っているわけで、どこもまずいと思って売っているわけはないのです。


 これらは私の中では定型文レベルでしかないのです。説得力をもって強みと言うにはどういう伝え方をすれば良いかをよく考えて下さい。


 広告のスペースには限りがあります。その限られた場所で何を優先して自校のメリットを伝えるかというのは、言うほど簡単ではありません。


 当然ながら、教職員が自信をもって強みと言える部分がなければ、私たちのような学校コンサルタントも力を発揮できません。言うまでもなく、どこを主軸としてブランディングをすれば良いかが決められないからです。


 また、自校では強みと思っていても、競合の中での立ち位置ではそうでもないというケースはよくあります。その場合には、どうすれば競合よりもメリットがあると打ち出せるかを考えて、実行していってください。


 強みの把握(同時に弱みも把握しておきましょう)、そして伝え方の再検討


 これらはとにかく重要です。






学生募集広報戦略
posted by SEMアドバイザー亀田泰史 at 15:04| ブランディング