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2013年12月17日

出したくない学校が多い情報は武器になる

 今回は広報として何を売りにするかという話をします。


取れる資格が同じだと違いが分かりにくい


 専門学校や大学の場合、卒業時に取得できる資格などが同じですと、進学先を考える方からすれば、違いが分かりにくいものです。


 言い換えれば、学校を決める決定打を決めにくいという事でもあります。


 同じ資格が卒業時に取れるなら、近かったり、学費が安かったりと別の所へと関心は向くわけです。入学する学校を決める場合絶対的な優位点があれば別ですが、たいていは個人個人が考えている大事な項目の総合点で判断されるものです。


 ただ、残念ながら同じ系統の学校の場合、これらの項目をいずれも売りにしている場合が多く、それさえも決定打にならない事もあるのが現状です。


 そこで一気に競合に勝つために説得力のあるものが「他校では出したくない情報を出す」という点です。


出しにくいデータを出せるなら積極的に出すべきである


 学校として聞かれたくないデータにはいろいろあると思います。


 大きなもので言えば「中途退学率」などがあげられるでしょう。この中途退学率は学校としてはなるべく出したくない数値の一つであると思います。特に入学時と卒業時の人数が大きく異なる場合、確実に「学校に何か問題がある」と想像できるため、出来るなら出したくないと思うのも心情でしょう。


 そのため、こういう数値は出す事で武器になるというわけです。しかも、かなりの必殺技レベルとも言えるでしょう。


 他校が中途退学率が5〜10%の範囲にあるとして(あくまで例ですので適当です)、それが自校では2%以内というのであれば、どう考えても学生の満足度が高い学校であるとアピールできます。


 どんなに「うちは楽しい学校です」というようなメッセージや写真を並べたとしても、この数字をだされた日にはこれには勝てないわけです。この数値と学生メッセージを並べればさらに強いでしょう。


 また、多くの学校はこのような予想のつくような数値しか出していませんが、募集という観点で言えば、ちょっと頭を使いますと面白いデータは作れるものです。


 この記事を読まれた学校様だけに具体的な事例を書いてみます。


<例>うちは卒業生がよく遊びに来ますという学校の場合

「卒業生来校率 ○○/365日」



 と書いてみてはいかがでしょうか?


 卒業生が1年の内のかなりの割合で遊びに来ていたら、それはもう最高の学校ですよね?卒業生が遊びに来る、すなわち、満足度の高い学校という印象を与えられるわけです。



 一般的に言われている数値だけを出すのが募集ではありません。例えば、こういうイメージを持ってほしいというのがあれば、それを元に活用できる情報はないかを考えると良いでしょう。


 何が学生募集で役立つ情報(これは進学先を決める方にとってもです)になるかは分かりません。


 前述の出したくない情報とあわせて探してみると良いと思います。






学生募集広報戦略

posted by SEMアドバイザー亀田泰史 at 11:43| ブランディング

2013年12月09日

卒業生が遊びに来なくなったら終わりです

 どの学校でも入学生がいるからには卒業生もいるはずです。今日はその卒業生についての話です。


学校の経営状況が悪くなると卒業生が来なくなる?


 専門学校というのは将来につながる学校ですので、卒業した学生にとっても思い出に残る時期である事は言うまでもありません。


 そのため、学生は卒業後も自分の近況を伝えるために母校を訪れるという事はよくあるものです。


 しかし、学生募集がうまくいかなくなると、この割合も実は減少していきます。これは入学生が減るから卒業生も減るので必然的にという話とは違います。


 学校の経営状況が悪くなれば、様々な理由で教職員が抜けていく(退職してしまう)という傾向があるわけです。となりますと、学校の雰囲気は少なからず変わってきます。


 卒業生が学校に来る理由としては、仲の良い先生や教職員に会いに来るという目的がそもそもあるわけですが、その目的の「人」そのものがいなくなる可能性が出てくるわけです。


 となりますと、学校に近況報告をする理由がなくなってしまうわけです。結果として学校に卒業後に遊びに来る卒業生が減ってくるという流れになるわけです。


1人が大きなつながりを持っている事を忘れてはいけません


 卒業生というのは学校にとって大きな宝です。卒業生が何らかの賞を取れば、母校がクローズアップされる事もあるわけです。


 つまり、学校のブランディングに与える影響が大きいわけです。良い卒業生を数多く送り出せば、それだけ、学校が評価される可能性も必然的に高まるわけです。


 それにはどうすれば良いかと言えば、良い授業をするしかないわけです。


 そして、忘れてはいけないのは先生、教職員も学校は大事にしなくてはいけません。前述したように、卒業生が学校に遊びに来るのは建物に会いに来るわけではありません。お世話になった先生や教職員と話をしたいから来るわけです。


 人と人はいろいろな形でつながっています。そのつながりを無視しては、長い目で見て大きなマイナスを生む事になってしまうかもしれません。


 学校経営が厳しくなると、そういう人を無視した状況になる事も少なくありません。


 学生募集はいろいろな事が細かく関わってきます。


 卒業生がいつまでも遊びに来る学校であるためには、学校はどうあるべきか?という事をよく考えてみると、学校の今後進むべき方針も分かりやすいものになるのではないでしょうか?






学生募集広報戦略


posted by SEMアドバイザー亀田泰史 at 11:08| 人材育成