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2013年07月29日

自校だけを意識したイベントでは勝てない

 学生募集にとって重要な夏休みとなります。イベントの準備は完璧でしょうか?


学生募集の要の夏へ突入


 学生募集関連のイベントを毎年同じようなスタンスでやっている学校も多いと思いますが、これは少し危険です。


 今まではこれでうまく行っていたというものであっても、今年もそうであるとは限らないからです。


 特に夏休みシーズンはかなりの方が複数の学校のイベントに参加し、比較した上で進学先をどんどん絞っていきます。それこそイベントに満足できなければ(そもそも募集用に用意したイベントで満足されないというのは、相当質が悪いという事でもありますが・・・)、いきなり候補からは消えてしまい、その学生が入学することはなくなってしまいます。


 また「AOにエントリーしてもらえた!」と言うのも喜んでばかりはいられません。ご存知の通り、学校側がどういう規約を作ったとしても法的効力があるわけではありませんので、他校にもAOエントリーするというのは普通にある話です。


 私が最後に学校広報現場にいた時にはAoエントリー者の90%以上が入学しましたが、現在はもっとシビアな数値に全体的になっているのではと何となくですが感じたりします。


自校だけしか見ていないと危険です


 実際、学校広報の方は日々の募集活動に追われて競合校のイベントを見ている方というのはかなり少ないと思います。


 もちろん、広報担当者自らが見にいくのはなかなかやり難い事ですので、それもあって競合の夏のイベントなどを全く考えてない方も多いと思います。


 とはいえ、今はホームページでどんなものをやっているかはわかりますし、どういうペースでストーリーを組んでいるかもある程度は把握できますので、その点はよく意識された方が良いでしょう。


 特に日程ベースで自校とバッティングする部分、同じようなカテゴリの学校の場合、イベント内容そのものがそもそもかぶる事も多いはずです(特に専門学校)。


 しかし、そういう確認さえも行わないようになると、微妙な日程差で自校が負けることもあるのです。


 例えば、土日連日で競合と偶然同じようなイベントをやったとした場合、後半に競合があるとすると、その中身が良いものの場合、競合校の記憶がより強く残ってしまいます。


 逆に先にやった自校が物凄く印象をよくすれば、競合を見るまでもなく自校に決める可能性もあるわけです。

競合よりも一つ抜き出たイベント



学生は比較で決めるもの


 学校に限った話ではありませんが、人は選択肢が多い場合、通常は比較を行うものです。昨今、口コミサイトが人気なのは、比較を簡単にできるからに他なりません。


 学校の場合も口コミはもちろん調べる方もいるとは思いますが、実際に自分の目で見て決める方が多いのも事実です。


 そのため、広報担当自らも「比較される」事を前提にイベント、その他の戦略を考える必要があります。


 そして、それにはきちんとした競合調査が必要なわけです。


 業務レベルによって、それにさける時間は人それぞれだと思います。しかし、全くやらないという事だけはないようにしましょう。自校の中だけで「これはきっと喜んでくれるはず」と思っても、競合はもっと魅力的な見せ方をしているかもしれないのです。


 今後ますます少子化は進み、学生募集は厳しくなっていきます。戦略的に学生募集は考えていきましょう。





学生募集広報戦略



posted by SEMアドバイザー亀田泰史 at 12:00| オープンキャンパス

2013年07月08日

与える印象が分かれるイベント名は最悪です

 昨日、とある大学を会場として開催されていました中高進学相談会の視察に行ってまいりました。


毎年あがる紙媒体の質


 以前は中高の紙媒体(学校案内やサブパンフレット等)はお世辞にも良いとは言えないものは多かったですが、昨今はとてもレベルがあがり、大学・短大・専門学校などと同じくらい分かりやすく伝わるものが増えてきたと感じます。


 ただ、前回も感じた点を今回も書かせていただきますと、この資料の置き方については改めた方が良いと思ったものもありました。


 本題とはずれますが、その置き方というのは「袋」などに入れた資料セットについてです。


 学校関係者であれば資料を入れる袋があるのは一般的です。私の学校でも送付用に透明の袋に資料を入れて「外から」中身が見えるように資料を送っていました。


 これはシチュエーションを考えて使えばとても便利なのですが、残念ながら昨日のような進学相談会ではあまり良い使い方ではありません。ここで参加者の学生や保護者の立場に立ってみましょう。


 資料請求をした方に送る資料は確実に貴校の資料が欲しいので、正直言えば、どんな袋であってもほぼ読んでもらえます。


 しかし、進学相談会などの場合には複数の学校があり、そもそも貴校を知っているかどうか分からないのです。となると、どうでしょう。学校を知るために学校案内を手に取り、中身をさらっと見てからそれを持って帰るか決めるのです。


 沢山の資料が並んでいるのでその作業を急いで皆さんされるわけですが、ここで問題の袋です。


 学校側としては綺麗に袋に詰めたつもりかもしれませんが(あるいは学校で既に資料請求者用に組んだセットを持ってきただけかもしれませんね)、イベント参加者はその袋から出して中身を確認しないといけないわけです。


 相談会では沢山の学校の資料が並んでいます。その中ですぐに読めるものと袋から出して読まないといけないものがある場合、どうしても袋に入っているものは読み難いのです。つまり、貴校としては持ち帰りやすいようにと考えたのが、かえって逆効果になっているわけです。


 そもそも進学相談会ではたいてい主催者が大きな袋を別途用意しているものですから、持ち帰りやすさなどは気にする必要はそれほどないのです。そのため、優先するべきは、すぐに読めるか?という点だと私は考えています。


そのイベント名、よくありません


 本題よりも別の話が長くなりましたが、ここからが本日のテーマです。


「与える印象が分かれるイベント名は最悪です」



 という事です。これも何度か書いていますが、昨日は最近の流行を垣間見ました。こういう名称のイベント名に最近はしている学校があるのですね。


 ・イブニング説明会

 ・トワイライト説明会



 正直な意見を申しまして、「トワイライト」という言葉を普段から使っている大人に出会う確率もそもそも低いと思いませんか?


 つまり、大人であっても時間の想像はついても、認識している時間帯がかなり曖昧(幅がある)な言葉をイベント名にしているという事です。

英語でなんという?



 大事なのは何か?それは読んだ方に伝わる事なのです。特にここでの対象者を考えてみましょう。中高への進学者です。そういう方にこれが伝わるか?と言えば、確実にNOですね。


 横文字は格好良いと考えているのかもしれませんが、それは誤解ですし、勘違いです。今までは「夜間説明会」や「夜間相談会」が多かったわけですが、それを変える必要性はそれほどないと思います。


 無理に横文字を使うのは正直、広報的視点から見ればマイナスでしかありません。


 誰が読んで、どう感じるか?その視点を常に持つようにしてください。


 ・・・本題の方が短かったですが、その辺はご容赦下さい^^






学生募集広報戦略



posted by SEMアドバイザー亀田泰史 at 08:39| 進学相談会関連