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2013年05月24日

就活塾の隆盛は学校にとっては・・・

 就活塾関連の話題が毎日のように流れていますが、学校から見てこれはどうなのでしょうか?


就活塾に入る理由を考える


 ここ最近、隆盛を極めている就活塾ですが、就職氷河期らしいものであると言えます。


 就職が決まらないからこそ、そのノウハウを学ぶべく塾に入り就職成功を目指すというわけですが、専門学校、短大、大学にはそもそも就職課というものが存在し、在学生のサポートをしているはずです。


 しかし、結果としてそれだけでは今の就職氷河期に勝ち残れない学生が多いため、ニーズがあるという事になるわけです。


 時代を反映して、どの学校も就職サポートの良さを前面には出していますが、こういうものが流行るというのはそのサポートでは物足りないという事の表れでもあると考えます。


 もちろん、学校は専門分野を学ぶ所であり、就職サポートは付属的なものである事は間違いないため(学業が本分ですので)、就職サポートだけが良くて、そもそもの授業内容がおざなりというのでは話にならないわけです。


 とはいえ、もし「就活塾不要の大学です」くらい強いメッセージを出せるのであれば、就職に強い学校としてアピールする事が可能だと思います(もちろん中身があって初めてですが)。

就活塾は不要の学校



現代は出口の面倒が重要になっている


 大学などの価値をどこに置くかは人によって変わると思いますし、そもそも時代によっても微妙に変化しています。以前は4年生大学はやりたい事を探す4年間などと言われていた時代もありますが、今はやりたい事があっても、その職につけない事の方が多い時代とも言えます。


 少子化になっても専門学校が評価されるのは、やはり専門分野への就職の圧倒的強さであると言えます。自分が学んだ事を社会でも生かしたいと考えるのは自然な事であり、どんなに有名な学校を卒業したとしてもそれが叶えられなければ失望するのも理解できる事です。


 就職氷河期が続く限り、就職サポートは進学先選定の重要な選択基準である事は否定できず、学校はそのサポート内容を具体的にどこまで示す事ができるかが大事となってきます。


 今までは「面倒見の良い就職サポート」や「就職率○%」で良かったかもしれませんが、そういうものではなく、具体的な内容をきちんと伝えて、それが志望者にマッチしている(メリットがある)と感じてもらう必要があるわけです。


 学ぶ内容の充実、そして就職に圧倒的に強い学校というのは今後も学生にとって選択しやすい理由になるでしょう。


 少なくとも今までと同じような古い考えで就職のサポートをするのではなく、就職塾要らずと明言できるような体制を作るべきではないかと思わずにはいられません。


 残念ながら、どんなに細かいサポートをしても就職できない学生は出てくるでしょう。しかし、納得のできるサポートをしていれば、それが無駄に終わる事はありません。


 成功しても失敗しても学生が納得できるような就職サポートとはどんなものかを今一度考えてみると良いでしょう。


 また、誤解されたくないのは就職のテクニックやノウハウだけを教えるのが就職サポートではないという事です。どんなスキルを学生が持っていれば、その後も役立つかも考えると良いでしょう。



<お知らせ>

 毎週金曜日に更新してきましたが、次回以降、不定期更新に切り替わります。







学生募集広報戦略




posted by SEMアドバイザー亀田泰史 at 09:00| 人材育成

2013年05月17日

貴校に入ると何か良い事ありますか?

 今日は学生募集において意識しなくてはいけない点についてお話します。


学生は自分にとってメリットのある学校を探している


 かなりシンプルな話なのですが、学生が進学先を決める際の基準は、その学校が自分にとってメリットがあるかどうかという事に他なりません。


 いきなり話は変わりますが、私が面接官をやっていた時によく聞いていたのが


「貴方が入るとどんな良い事がありますか?」



 という事でした。こういう質問をされるとびっくりする方も多いのですが、短い時間で採用するかどうかを決めなくてはいけませんので、ストレートに知るためによく使っていた質問です。これにどう答えるかの対応なども見ていたというのもありますが、これは学校においても同じだと思っています。

「貴方が入るとどんな良い事がありますか?」



 学生から「貴校に入ると私にどんな良い事があるの?」と聞かれていると考えて、媒体の見せ方をはじめ、イベントなども考える必要があるのです。全てのものはアピールするためのものなのです。


 当然ながらメリットがなければ入学するはずはないのです。数百万もの高い学費を払ってメリットがなければ、それこそお金を捨てるようなものでしかないのです。


 この視点で考えてみると、貴校ではどんな話ができるでしょうか?まさか、この言葉を聞いてもまだ、


「本校に入ると人に寄り添える人になれます」



 のような極めて抽象的な言葉でアピールする学校はないと思います。このブログでは何度か抽象的なキャッチなどはNGだという話をしていますが、お伝えしたい事が伝わりましたでしょうか?


それではどんなメリットでオファーしますか?


 さて、上記を読んだ上で貴校ではどんなオファーができるでしょうか?


 おそらく、こういう視覚が取れますや、こういう就職サポートがありますなどのメリットを伝えるところも多いでしょう。


 しかし、ほとんどの学校が打ち出しているメリットというのは、実は全くといっていいほど物珍しくないのです。つまり。どこにでもあるものばかりなのです。


 そのため、学費や距離、さらにはイベントでの印象などで決めてしまう学生も多いわけです。同じ学科だから同じオファーをするというのでは面白みも何ともありません。


 大事なのは「貴校を選択する理由を明確に意識させる」事なのです。同じようなオファーでは当然ながら「明確な決定理由」には弱いのです。


 中小規模の学校であれば、どうすれば大規模の有名校と戦って、「貴校に入りたい」と意識してもらうかなのです。言うまでもなく同じような内容であれば有名校は有利でしょう。保護者としても有名な所に入って欲しいと考える方が多いのは自然なわけです。


 アイデア次第で学校をどう見せるか、そして今までは気付かなかった良さをアピールする事も可能です。


 今からでも遅くはありません。


「貴校に入るとどんなメリットがあるのか?」



 誰もが納得できる答えを探してみてください。





学生募集広報戦略



posted by SEMアドバイザー亀田泰史 at 09:00| 学生募集・入試関連