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2012年05月18日

学生募集の鍵は広報です

 今回は学生募集の鍵についてご紹介したいと思います。


学生募集の決定権はどこにありますか?


 さて、いきなりですが、質問です。


「貴校の学生募集戦略の決定権はどこにありますか?」



 こう聞かれても困るかもしれませんが、いわゆる学生募集上のイベントのアイデアはどなたが発信したものが採用され、そして具現化されているでしょうか?


 あえて悪い回答を示しますと、


・毎年同じなので、特に誰がというわけでもない

・上司の言われるがままに

・イベント担当の教授(講師)の都合次第



 というものが上げられます。厳しい事を言うならば、この3つに当てはまる場合、学生募集はうまくいかない可能性が高いと思います。


 そして、少子化の影響を受けて、一気に学生数が減少する可能性を大きく秘めていると言っても過言ではないでしょう。


誰のためのイベントか?


 さきほどの回答がダメな理由は簡単です。誰のためのイベントかという事を履き違えているからダメなのです。


 「毎年同じ」という場合は、今の学生のニーズなどは一切加味していない事をそのまま伝えているようなものです。学生の層、時代、ニーズは日々変化しているわけであり、そんな中、毎年同じイベントの繰り返し(焼き直し)で、そもそも良いはずがありません。


 そして、「上司の言うがまま」もダメです。もちろん、その上司が毎日のように学生と何らからの対話を行っているのであれば、問題ありません。しかし、そうではなく、上司が経験だけでイベントを決めているのであれば問題です。


 その経験自体が古いものであり、最近の学生のニーズを反映しているとは思えないからです。そのため、在学生やあるいは進路相談会などに実際に出向いて、「今の学生」の話を直接聞いている上司であれば、それにマッチした内容を考え付くと思いますので問題はありません。


 いわゆる指示だけ上司に従っていると、イベントはうまくいきませんし、また、そもそも、実際にイベントの現場を動かす立場の人間から発せられたものでない場合、どうしても、全体的なモチベーションが「やらされている感」が強いものになるのも問題です。一般企業ではそういう部分は少ないかもしれませんが、学校ではこういうケースはよく見かけるものです。


 最後は「先生の都合」で全てが決まっていくのもダメです。そもそも、「先生の都合」であって「学生の都合」ではないため、良いものが出来るわけがないのです。


 学生が参加しやすい日程、ニーズの強い内容、そしてそれを「本気で」盛り上げる人が揃ってはじめて良いものが出来上がります。


広報が鍵とはいえ・・・


 さて、学生募集の鍵は広報です、と書きましたが、これも実は全てではありません。いわゆる規模が大きい学校などで、広報が広報しかやらないところは注意が必要です。

学生募集の鍵



 広報担当だけの部屋にいて、戦略を練ってしまうと、先ほども書きましたが、学生とのコミュニケーションを直接とっていないため、思い込みで行動をおこしがちになってしまいます。


 もちろん、専門部署であるがゆえに、広報としての情報収集は、現場にいる方が広報を兼務するよりも多いとは思いますが、学生とのコミュニケーション不足というのは、いろいろな意味でデメリットが多いものです。


 学生募集の鍵を握る広報は、バランスよく在学生、そして、新規に検討している学生との対話を通して、今、求められている学生募集戦略を立案するのが良いと思います。


 少なくとも、学生(対象者)を見ずに、過去の経験「だけ」で戦略を立ててしまう事(経験を元にして、今の時代にあわせたものを用意できるのが最善)や、学校都合でのイベント実施などはもってのほかです。


 学生あっての学校運営です。ニーズをきちんと把握し、それを講師陣にもフィードバックしつつ、学生募集戦略を決めていく事が学校広報に求められるものです。






学生募集広報戦略

posted by SEMアドバイザー亀田泰史 at 09:00| 学生募集・入試関連